交通事故による打撲の治療

文責:院長 柔道整復師 日笠 雄一

最終更新日:2024年01月04日

1 打撲は交通事故で多いケガです

 交通事故では、衝撃によって車内で足をぶつけたり腕をぶつけたりと、強くぶつけてしまうことが多いです。

 交通事故で打撲というと、他のケガに比べて軽いケガに思えるかもしれません。

 しかし、交通事故の衝撃というのは、日常生活ではかかることのない非常に大きなものであるため、日常生活で打撲した場合とはケガの程度が異なります。

 ぶつけた強さによっては、深部の筋肉まで傷がつき、腫れが大きくなってしまったり関節の可動域が制限されてしまったりすることもあります。

 また、打ちどころによっては、歩く際に痛みが出ることもあります。

 さらに、交通事故では、あまり強くぶつけた覚えのない箇所が、実際は強打しており、時間が経ってから腫れや痛みが出てくるということもあり得ます。

 そのため、交通事故で打撲をした場合は、ケガの程度にかかわらず一度病院や整骨院でみてもらうことをおすすめします。

2 整骨院での打撲に対する治療

⑴ ケガや事故状況の確認

 厳密には整骨院での治療は施術といいますが、一般的には整骨院が行うものについても治療といわれることが多いので治療と記載します。

 ケガの状態に合わせた治療を行うため、まずはカウンセリングと検査を行います。

 カウンセリングでは、どれほどの痛みがあるのか、どのように痛むのか等のケガの状態の確認から、どこから衝突されたのか、どのようにぶつけたのか等の事故状況の確認を行い、どれほどの力がどの方向からかかったのかということを推測します。

 検査では、打撲した箇所の状態を目視で確認したり、他にも打撲している箇所がないかや、筋肉・神経・骨といった他の組織にも打撲の影響がないかといったことを確認したりしていきます。

⑵ ケガの状態に合わせた治療

 カウンセリングや検査によって、ケガをしている箇所とその状態や身体の組織への影響を把握したら、治療プランを組み立てていきます。

 打撲ではたいてい、ケガをした箇所が腫れるため、整骨院ではハイボルテージという電気を使った治療で腫れを抑えていくという治療を行うところが多いです。

 同じく腫れを抑えるという目的でケガした箇所を冷やすこともあれば、安静が必要な期間が経過したのち、硬くなった筋肉をほぐしたり血流を促進させたりするため、温めたりすることもあります。

 このようにケガの状態に合わせて、様々な治療を行います。

 当院でも、打撲を含めた交通事故治療を行っております。

 交通事故治療の経験は豊富ですので、交通事故に遭われた方は当院までご相談ください。

PageTop